女性がライオンに襲われ死亡、南アの野生動物保護区
(CNN) 南アフリカの野生動物保護区でこのほど、22歳の女性がライオンに襲われて死亡する事故が起きた。
保護区は著名な動物研究家のケビン・リチャードソン氏が運営しており、ライオンのほかサイ、ゾウ、バッファローなどが生息している。女性は保護区内のキャンプを訪問中、車両の外に出ていたところをメスのライオンに襲われた。
リチャードソン氏のSNSへの投稿によれば、ライオンはインパラを追いかけている途中で女性をみつけ、襲い掛かったという。救急隊員が駆け付けたものの、その場で女性の死亡が確認された。
ライオンなどの野生動物と親密な関係を築いていることで世界的に知られるリチャードソン氏は、事故を受け遺族に哀悼の意を表明した。また当時は同僚らとともに、定期的に行っている保護区内の地形の調査に出かけていたとSNS上で説明。徒歩による調査で、通常の手順に従い事前の告知も行っていたと述べた。
保護区のウェブサイトによれば、区内では複数のライオンが広範囲を自由に動き回っている。開放された自然の環境で、充実した生活を送れるようにするための措置だという。
ソーシャルメディアには、リチャードソン氏の支持者らが犠牲者への弔意を示すとともに、当該の保護区による野生動物保全の取り組みを擁護する書き込みが相次いだ。