正恩氏、韓国特使団と4時間会談 統一への「新たな歴史」に意欲
ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が5日、韓国から訪れた特使団との会談で、南北統一の「新たな歴史を書きたい」と語っていたことが明らかになった。
北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が平壌市内で開かれた会合の写真を公開し、正恩氏の発言を伝えた。
韓国側が確認したところによると、会談と夕食会は現地時間の5日午後6時から約4時間にわたって行われ、正恩氏の妻、李雪主(リソルジュ)氏や妹の与正(ヨジョン)氏も出席した。
KCNAは会談の内容について、「南北関係の改善と朝鮮半島における平和と安定の確保」に向けた「率直な対話」だったと報じている。
正恩氏が2011年に実権を握ってから、韓国当局者と直接会談したのは初めてとみられる。韓国当局者によると、韓国の代表団が朝鮮労働党の本部ビルに足を踏み入れたのも今回が初めてだった。