マララさん、銃撃後初めてパキスタンに帰国 首相と会談へ

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マララ・ユスフザイさん

マララ・ユスフザイさん

パキスタン・イスタンブール(CNN) 6年前、武装勢力「パキスタン・タリバーン運動」(TTP)に襲撃されて重傷を負ったマララ・ユスフザイさん(20)が29日、事件後初めてパキスタンに帰国した。関係者がCNNに明らかにした。

CNN系列局のGeoは、ユスフザイさんがパキスタンのベナジル・ブット国際空港に到着したと伝えた。

ユスフザイさんは最年少のノーベル平和賞受賞者で、パキスタンではアバシ首相と会談する見通し。ユスフザイさんが滞在するイスラマバードでは厳戒態勢が敷かれている。

2012年、当時14歳だったユスフザイさんは、同級生と一緒に乗っていたスクールバスの中で顔や首を銃撃され、昏睡状態のままパキスタンの病院から英国の病院に搬送されて治療を受けた。銃撃後1週間ほどで、看護師につかまって立てるまでに回復した。

その後も女性が教育を受ける権利を訴え続け、パキスタンやアフガニスタンで女性の教育を支援する「マララ基金」を設立している。

TTPは事件後に発表した声明で、もしユスフザイさんが一命を取りとめたとしても、再度襲撃すると予告していた。

ユスフザイさんは直近のインタビューの中で、故郷のスワット渓谷の川や山がなつかしいと語り、もう1度自分の足で故郷の地に立ちたいと話していた。

スワット渓谷のミンゴラに生まれたユスフザイさんは、女子教育に対するイスラム原理主義勢力の脅威が強まる中で学校に通い続けた。英BBCのブログでは、同地で生きることの危険や、女子教育の重要性をつづっていた。

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