インドでまた十代少女に性暴力、強姦され火を付けられる
(CNN) インド北東部ジャールカンド州で17歳の少女が強姦され、体に火を付けられて大やけどを負った。同州では先週、16歳の少女が強姦された後、自宅に放火されて死亡したばかり。
地元警察責任者によると、17歳の少女は親類の家で襲われた。この家に侵入した顔見知りの男が少女に性的暴行を加え、火を付けて逃走した。近隣住民らが少女の叫び声を聞き、救出して病院へ運んだ。
少女は7日の時点で入院中。全身の70%にやけどを負っているが臓器に異常はなく、警察の質問にも答えているという。
事件に関連して地元の男1人が逮捕されたが、起訴には至っていない。警察が捜査を続けている。
インドでは2012年に首都ニューデリーを走るバスの中で起きた集団強姦事件をきっかけに、性犯罪が社会問題となり、先月末にも大規模な抗議デモが起きていた。
ジャールカンド州では16歳の少女を集団で強姦し、その後焼き殺した疑いがあるとして、7日までに15人が逮捕された。ただ両事件の現場は州の東西に離れていて、互いに関連性はないとみられる。
インド北部ジャム・カシミール州では今年1月、イスラム系遊牧民族の8歳の少女がヒンドゥー教徒の集団に強姦され、殺害される事件が起きた。インド最高裁は7日、遺族らの要請を受け、裁判の場所を南側のパンジャブ州へ移す判断を下した。