有権者登録所のモスクで爆発、14人死亡 アフガン東部
(CNN) アフガニスタン東部の都市ホストにあるモスク(イスラム教礼拝所)で6日、爆発があり、少なくとも14人が死亡、33人が負傷した。モスクは10月の議会選挙に向けた有権者登録の会場になっていた。
爆発は午後2時20分に起きた。地元警察責任者がCNNに語ったところによると、自爆ではなく、モスク内部に爆弾が仕掛けられていたという。
現時点で犯行声明は出ていない。反政府勢力タリバーンは関与を否定している。
アフガンの首都カブールでは4月30日、テレビ局のカメラマンを装った自爆犯によるテロがあり、記者9人が死亡したばかり。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。30日には南部カンダハル州にある宗教学校でも自爆テロが発生、生徒11人が死亡したが、犯行声明を出している組織はない。
アフガン政府は今年2月末、タリバーンを合法的な政治組織として認める用意があると表明した。タリバーン内部ではこれを受け、一部の派が和平交渉に関心を示していると伝えられたが、その後も各地でテロが相次いでいる。