フランスで公務員がスト、マクロン大統領の経済改革に反発

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発煙筒を振るデモの参加者=22日、パリ

発煙筒を振るデモの参加者=22日、パリ

パリ(CNN) フランス全土で22日、公務員がストを決行し、マクロン大統領が進めている経済改革に反対の姿勢を示した。

全国規模のストはマクロン氏が昨年5月に任期5年の大統領職に就いてから3度目。マクロン大統領は、公的支出の削減を進める考えを明らかにしている。

警察によれば、15人が逮捕され、デモの最中に店の窓のガラスが2カ所割られたという。

主要な公共部門の組合9つ全てがストに参加している。こうした動きは過去10年でも、まれだという。

フランス労働総同盟(CGT)の鉄道部門の1人は、マクロン大統領が過去半世紀にわたって獲得してきた福利厚生の破壊を狙った政策を進めており、ストの実施は重要だとの見方を示した。

ストは鉄道部門で始まったが、その後、教師や病院の職員など他の公共部門にも広がった。航空管制官もストに加わったため、運航を停止する便も出た。

フランスの鉄道事業はほぼ独占状態となっているが、マクロン大統領が提案している政策の中には鉄道事業に競争を生み出すことを狙ったものがある。マクロン氏はまた、鉄道労働者の終身雇用を保証する契約の撤廃なども求めている。

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