タイ洞窟から救助の少年11人、僧侶見習いに
(CNN) タイ北部の洞窟に約3週間にわたって閉じ込められ、世界中が見守る中で奇跡的に救出されたサッカーチームの少年たちが24日、救助隊に敬意を表して僧侶見習いとなる儀式に参加した。
24日午前に行われた出家準備の儀式には、救出された12人のうち11人が参加。午後の儀式で出家準備を済ませた。残る1人はキリスト教徒だったため、地元の教会で別の式典に参列した。
出家準備の儀式には、救出活動中の7月6日に命を落としたタイ海軍特殊部隊の元隊員を追悼する思いが込められている。11人は25日に頭髪をそり、1週間の予定で僧侶見習いとして活動する。
8月3日には僧院を出て日常生活に戻る予定。
サッカーチームの少年らは6月23日に洞窟に入って行方不明になり、世界各国のダイバーチームによって無事救出された。7月18日には全員が退院していた。
救助に参加したオーストラリア人ダイバー2人は24日、オーストラリア政府から勲章を授与された。