洞窟から生還の13人が退院会見、奇跡の脱出を振り返る タイ

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水があふれた洞窟から無事救出されたサッカーチームの少年らが会見/Linh Pham/Getty Images

水があふれた洞窟から無事救出されたサッカーチームの少年らが会見/Linh Pham/Getty Images

タイ・チェンライ(CNN) タイ北部の洞窟に3週間近くも閉じ込められ、奇跡的に全員が無事救出されたサッカーチームの少年12人とコーチの男性が18日、チェンライ県の病院を退院して記者会見に臨み、脱出できなくなってから救出されるまでの経緯を振り返った。

チームのおそろいのTシャツを着た少年とコーチは、世界中から集まった報道陣を前に、1人ひとりが自己紹介してニックネームとポジション名を名乗った。

記者会見には、洞窟内で13人に付き添ったタイ海軍特殊部隊(SEAL)の隊員や、救出後の治療に当たった医療チームも同席した。

13人は6月23日に洞窟に入り、7月10日までに全員が救出された。洞窟に閉じ込められた経緯について、コーチのエカポン・チャンタウォンさん(25)は、少年たちの好奇心から中へ入り、1時間ほど地下トンネルを探検してから戻ろうとしたところ、洞窟の一部に水が流れ込んで出口がふさがれていたと説明した。

脱出口が見つからなかったことから一行は、避難場所を求めて洞窟の奥へと200メートルほど進んだという。そこで洞窟の天井から水がしたたり落ちている場所を見つけ、飲み水になると判断したエカポンさんは、「水源の近くにいた方がいい」と少年たちに呼びかけてその場にとどまり、祈りをささげてから眠りについた。

少年たちはおびえてはいなかった。この時点でエカポンさんは、翌日になれば水が引き、助けが来てくれると思っていたという。

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