コンゴ、エボラ出血熱を再確認 1週間前に終息宣言も
(CNN) アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の保健省は1日、同国東部の北キブ州でエボラ出血熱を確認したと明らかにした。北キブ州はルワンダやウガンダと国境を接している。
保健省は世界保健機関(WHO)に対し、初期の検査で6件のサンプルのうち4件でエボラの陽性反応が出たことを伝えたという。WHOによれば、追加の検査も行われているという。
コンゴでは約1週間前にエボラの終息宣言を出したばかりだった。先ごろ終息宣言が出されたエボラは1976年以降で9度目となる流行だった。
今回流行が見つかったのは北キブ州ベニ市の郊外。交易のためコンゴやルワンダ、ウダンガとの国境間で移動が活発な地域だという。
WHOは周辺国とも協力し、保健当局がより多くの発症や別の流行に対応するための準備が整っているか確認することを計画している。
エボラ出血熱は1976年にコンゴ共和国のエボラ川の近くで発見された。最近では2014年と16年に西アフリカで大流行した。
エボラ出血熱は、初期段階は感染しているコウモリなどの動物から人間へと移ると考えられている。その後、感染した人間から別の人間へと拡散するという。