台北の病院で火災、9人死亡 15人負傷
(CNN) 台湾の台北にある病院で13日に火災が発生し、当局によると少なくとも9人が死亡、15人が負傷した。
台湾の中央通信(CNA)によれば、現場は新北市新荘区の病院で、13日早朝に7階から火の手が上がった。7階はホスピス病棟として利用されていた。
死亡したのは患者、看護師、介護士ら。CNAが病院関係者の発表として報じた。衛生福利部(厚生労働省に相当)によると、火事を受けて患者11人が重体となっているほか、4人が軽傷を負った。
チャンネル・ニュース・アジアは消防幹部が火災の原因を調査中だと報じた。同幹部は記者に対し「スプリンクラー設備は稼働していたが、位置が火元から遠かったためすぐに消火できなかった」と説明した。
消防はフェイスブックの公式アカウントに現場の画像を投稿し、市民に向けて現場に近づかないよう呼びかけた。
消火には消防士約250人と消防車両79台が投入された。火は出火からおよそ1時間で消し止められた。