7歳女児をファミレスで強姦、性犯罪続発に怒りの声 南ア
(CNN) 南アフリカのファミリーレストランでこのほど、トイレに立った7歳の女の子がレイプされる事件が起きた。同国ではこの数カ月間で女性への性犯罪事件が相次いでおり、国民から怒りの声が上がっている。
地元警察によるとファミリーレストランでの事件は22日にプレトリアで発生。女児がトイレに向かったところ犯人に体をつかまれ、男性用トイレの中で強姦(ごうかん)された。女児を探してた母親はトイレからの声を聞き、レストランの客に訴えていたという。
警察はCNNに対し、事件に関連したとして20歳の男をレストランで逮捕したと発表。強姦と薬物所持の罪で起訴したと明らかにした。
男は25日に裁判所に出廷した。今後は保釈聴聞会が行われるまで、引き続き収監されるという。捜査は検察に引き継がれており、警察からはこれ以上の詳細は明かせないとしている。
南アではこの数カ月間で女性を狙った性犯罪が頻発。今回のレイプ事件を受け、全国的に怒りの声が広がっている。地元メディアによれば、東ケープ州でも今週、出産直後の17歳の少女が病院で医師を装った男にレイプされた。8月には23歳の女子大生が自殺。別の学生に学内でレイプされたことが原因だったとみられている。
6月に公表された政府統計によると2016年と17年にレイプ被害を受けた南アの女性は10万人中138人と、世界でも最悪の水準。同国を「世界のレイプの中心地」と位置づける声もあると統計では指摘している。