7歳女児強姦の被告が出廷、数百人が抗議デモ 南ア
(CNN) 南アフリカのプレトリアにあるレストランで7歳の女児を強姦(ごうかん)したとして起訴された20歳の男が2日、市内の治安裁判所に出廷した。裁判所の周りでは、女性や子どもの権利保護を訴える活動家ら数百人が抗議デモを展開した。
被告は犯行当日の9月22日に逮捕され、25日に初めて出廷していた。警察によると、2日の審理で保釈は認められず、引き続き拘束されることが決まった。
被告は強姦と薬物所持の罪に問われているが、罪状認否にはまだ応じていないという。次回公判は11月1日に予定されている。
デモ隊は「強姦と殺人に保釈なし」「私たちの姉妹を強姦するな」などと書いたプラカードを掲げて集まった。
オートバイに乗った数十人のグループも南アの国旗を掲げ、「保釈反対」を叫んで裁判所の周りを走った。
活動家らは、南ア全国で強姦事件が相次いでいる事態に対しても怒りの声を上げ、強姦犯への厳しい処罰を要求した。
児童虐待防止を訴える団体の責任者は、国の司法システムとして子どもへの性暴力を断じて容認しない姿勢を示す必要があると主張。「犯人は終身刑に処し、仮釈放を認めるべきではない」と強調した。