幅1.8メートルの小屋で40年生活の男性を救出 現代の奴隷制か 英
(CNN) 労働者虐待などの問題に取り組む英国の公共機関「GLAA」は5日までに、幅が約1.8メートルの小屋に40年間にわたり住んでいたとみられる58歳の男性を救出したと明らかにした。
男性が発見された場所はカンブリア州カーライルの北にある宅地。3日未明にGLAAの職員が捜索を行った。
男性は「現代奴隷制」の被害者である可能性があり、専門家に連れられて医療検査を受けたという。
この件に関連し、現代奴隷制を禁じる法令に違反した疑いで79歳の男が逮捕された。
GLAAは、現代の奴隷制は英国全土にさまざま形で存在していると指摘。少しでも疑いを持った場合は連絡してほしいと呼び掛けている。
GLAA提供の写真には、緑色の小さな物置小屋が写っている。内部には掛け布団やテレビ、電気ヒーター、カーペットの切れ端が見えるだけで、他にはほとんど何もない。