エジプト治安部隊、武装勢力19人を殺害 コプト教徒襲撃受け
(CNN) エジプト内務省は4日、エジプト軍がミニヤ県でコプト教徒を襲撃した武装勢力19人を殺害したと明らかにした。同県の山間部で武装勢力と銃撃戦となったという。
同県では2日、修道院に向かっていたコプト教徒に対する襲撃があり7人が死亡していた。治安部隊は襲撃を受けて、武装勢力を追跡していたという。
内務省は、武装勢力のものとする遺体と、所持していた武器の写真を公表した。
2日の襲撃は、宗教的少数者に対する暴力の最新の事例となっていた。コプト教はキリスト教徒の一派で、中東では最大のキリスト教コミュニティー。エジプトでは昨年もコプト教徒に対する襲撃があり、28人が死亡していた。
今回の襲撃で死亡した7人の葬儀が3日に開かれ数百人が参加した。襲撃ではコプト教徒を乗せたバスが銃撃されていた。
地元メディアによれば、犠牲者のうち6人が同じ家族の出身。襲撃により、10人超が負傷したという。
過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出していた。