中国、2人目のカナダ人拘束の可能性 ファーウェイ幹部逮捕の報復か

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中国が2人目となるカナダ人の拘束に踏み切った可能性が浮上/shutterstock/cnnmoney

中国が2人目となるカナダ人の拘束に踏み切った可能性が浮上/shutterstock/cnnmoney

(CNN) カナダ外務省は13日までに、中国当局が北朝鮮への旅行手配などを手掛ける企業経営者のカナダ人を拘束している可能性があると発表した。

事実なら、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者が米国の要請を受けカナダで逮捕された後、中国でカナダ人が拘束されるのはシンクタンク職員に次いで2人目となる。

この2人の拘束や逮捕はファーウェイの副会長逮捕への中国側の報復措置との見方も出ている。最初に拘束されていたのはベルギー・ブリュッセルに本拠があるシンクタンク「国際危機グループ」(ICG)所属の元外交官であるマイケル・コブリグ氏で、カナダ政府は逮捕を確認していた。

カナダ外務省によると、新たに拘束された可能性がある人物は企業「Paektu Cultural Exchange」の創業者であるマイケル・スパバ氏。以前には米バスケットボール協会(NBA)の元人気選手、デニス・ロッドマン氏の北朝鮮訪問や金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会見を支援したことがある。

スパバ氏は過去24時間、消息が途絶えていたが、中国当局の聴取を受けた後、北京でカナダの総領事館当局者に接触してきたという。

中国の国営メディアが伝えた情報によると、スパバ氏は中国の国家安全保障を損ねる活動に加わっていた疑いがある。この情報は北朝鮮と国境を接する中国北東部の遼寧省丹東市の国家安全局が出所としている。

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