UAE、消えた王女の写真公開 脱出図り連れ戻される?
この中で王女は、まだ10代だった2002年にUAEから脱出しようとして失敗した後、3年間にわたって苦しめられ、拘束されて、時には独房に監禁されたこともあったと主張。「もしあなたがこのビデオを見ているとしたら、それは良いことではありません。私は死んでいるか、とても、とても、とてもひどい状況に置かれています」「彼らは私を生きて返さないでしょう」と訴えていた。
この動画は、王女が3月に消息を絶った後にインターネットに投稿された。
ラティファ王女はさらに、自分は行動を制約されていると訴え、自身と姉のシャムサ王女のために自由を求めると宣言していた。シャムサ王女は2000年に英国にある一家の邸宅から脱出しようとして見つかり、UAEに連れ戻されたと伝えられている。
かつてはUAE国旗をはためかせてスカイダイビングに挑んでいたラティファ王女だが、このビデオでは許可なくドバイを離れることもできないと訴え、「女性の人生は消耗品」と嘆いていた。
ラティファ王女はフランスの元スパイ、エルベ・ジョベール氏の助けを借りて脱出しようとしていた。しかし、UAEで拘束された人を支援している英国の団体によれば、ジョベール氏とヨットの乗員、およびラティファ王女のフィンランド人の友人は、3月に一時的に拘束された。
同団体の代表は3月の時点で、「ムハンマド首長に対するラティファ王女の訴えは重大であり、徹底捜査の必要がある」と指摘していた。