ロシアのアパート爆発、がれきから赤ちゃん救出 死者8人に
ロシア・モスクワ(CNN) ロシア南部マグニトゴルスクのアパートで起きたガス爆発とみられる事故で、救助隊は1日、崩落した建物のがれきの中から赤ちゃんを救出した。事故の死者は少なくとも8人に上り、依然として36人が行方不明となっている。
ロシア緊急事態省が公開した映像には、救助隊員が瓦礫をかき分けていき、赤ちゃんの姿が見つかる場面が映っている。赤ちゃんの年齢は1歳未満とされる。
男児は発見時、ほこりに覆われ、ピンクの靴下をはいていた。医療施設に搬送されたが、容体は「深刻」だという。
ロイター通信は、男児が外気の中で過ごした時間は35時間に上ると伝えた。
緊急事態省の声明によると、救助隊が赤ちゃんの泣き声を聞きつけ、まず救助犬が捜索に当たったが、発見には至らなかった。作業員が現場を掘り進めていったところ、青白い顔でまばたきする男児が見つかった。
母親も無事で、男児のいる病院を訪れたという。母親の発見時の状況は現時点では分かっていない。
現場から救出されたのは男児が5人目。引き続き、救助隊が捜索活動に当たっている。