北朝鮮の交渉責任者、17日に訪米
(CNN) 北朝鮮の対米交渉責任者、金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長は17日から米国を訪れるとの見通しが明らかになった。米朝交渉の事情に詳しい米国側の関係者2人がCNNに語った。
英哲氏は17日に首都ワシントン入りして一泊し、18日に米国のポンペオ国務長官、ビーガン北朝鮮政策特別代表と会談する。
ホワイトハウスを訪問するかどうかは不明だが、関係者らによると北朝鮮側が訪問を希望し、米国側がその可能性を検討しているという。
北朝鮮側の情報筋もCNNの取材に対し、金氏らの会談は今週中に実現すると述べたが、具体的な日程は公表していなかった。
ホワイトハウスの報道官は、米朝間で対話が続いていることを強調し、トランプ大統領が非核化という最終目標に向けて、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との2度目の会談を望んでいると語った。
ワシントンでの協議では、米朝首脳会談の日程や場所が議題となる見通し。トランプ氏は今月、正恩氏に送った書簡の中で、会談の候補地としてバンコクやハノイを検討していると伝えた。北朝鮮側はこの案に同意するかどうかを明言していない。
英哲氏は昨年6月、シンガポールでの首脳会談の前にもワシントンを訪れ、会談実現に向けて調整に当たった。今回の訪米にも同様の目的があると考えられている。
同氏は先週、正恩氏の中国訪問にも同行した。