アフガン中部の基地で自爆テロ、12人死亡 タリバーンが犯行声明
(CNN) アフガニスタン中部ワルダック州で21日、軍の基地を狙った自爆テロがあり、当局によると軍要員少なくとも12人が死亡、28人が負傷した。
州当局の発表によると、爆弾を仕掛けた車2台のうち1台が爆発。犯行グループの3人が死亡した。
反政府勢力タリバーンが報道機関に、犯行を認めるメッセージを送った。
一方でタリバーンの報道官は、米代表団が参加する和平交渉が21日に中東カタールで始まったと述べ、22日も続くとの見通しを示した。
米国務省のハリルザド・アフガン和平担当特別代表は、和平への連携強化を目指してアジア歴訪中。アフガンのガニ大統領とも会談した。
しかし首都カブールでは先月、政府庁舎が襲撃されて少なくとも47人が死亡した。今月も西部ヘラート州の警察署が襲われ、5人の死者が出ている。7月に予定される大統領選を前に、国内の治安状況はさらに悪化する恐れがある。
トランプ米大統領はアフガン駐留米軍の規模縮小を目指しているとされ、近く行われる一般教書演説で発表できるよう計画作成を指示したとの情報もある。