台湾、米基地でパイロット訓練実施へ 550億円の費用を負担
ワシントン(CNN) 台湾は近く、米アリゾナ州の空軍基地で受けているF16戦闘機のパイロット訓練や整備支援のプログラムを、約5億ドル(約550億円)で買い取る見通しとなった。米国務省が15日までに売却を承認した。
米国から台湾への武器売却に神経をとがらす中国が反発を示すことは必至だ。
米国務省の当局者はCNNとのインタビューで、台湾関係法に基づき、台湾が十分な防衛力を維持するよう支援する方針に沿った判断だと述べた。
パイロット訓練はアリゾナ州のルーク空軍基地で数年前から実施されてきた。
5億ドルには飛行訓練や演習への参加、機材や整備の支援、交換部品などの費用が含まれている。
同当局者によると、台湾が米国から新たにF16を購入する計画とは直接関係がないという。