英ウィリアム王子がNZ訪問、首相とマオリ式のあいさつ
(CNN) 英ウィリアム王子が25日、ニュージーランドを訪問し、オークランドの空港で出迎えたアーダーン首相と鼻先をこすり合わせる先住民マオリの挨拶(あいさつ)「ホンギ」を交わした。
ニュージーランドではクライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)で3月に起きたテロ事件で50人が死亡、50人が負傷。ウィリアム王子は事件の被害者にも面会した。
ウィリアム王子は2日間の日程でニュージーランドに滞在し、ニュージーランドとオーストラリアの戦没者を追悼するアンザックデーの式典に出席。オークランド戦争記念博物館ではマオリの歓迎儀式「ポフィリ」による出迎えを受けた。
式典ではクライストチャーチのテロ事件で命を落とした犠牲者の追悼が行われた。ニュージーランド海軍のジェームズ・グリモア司令官は「我々は国家として今も悲しみに暮れている」と述べ、ウィリアム王子はエリザベス女王の代理として慰霊碑に献花した。
式典後、ウィリアム王子は子ども病院に入院している4歳のアレン・アルサティちゃんとその父親を見舞った。2人ともモスクのテロ事件でけがをして、アレンちゃんは重傷を負い、数日前に意識が戻ったばかりだった。
The Duke of Cambridge meets five year old Alen Alsati, who is recovering in Starship Children’s Hospital in Auckland after being injured in the Christchurch mosques terrorist attack.
— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) 2019年4月25日
Alen woke from a coma earlier this week after suffering critical injuries in the attack. pic.twitter.com/XcNAsIw7xt
クライストチャーチで事件対応に当たった救急隊に面会したウィリアム王子は、「最悪の日に素晴らしい仕事でした」とねぎらった。