「イエティ」の足跡発見、インド軍が公式ツイート
(CNN) インド軍の公式ツイッターアカウントに30日、ヒマラヤ山脈にすむと言われる伝説の雪男「イエティ」の足跡を見つけたという投稿が掲載された。
雪の上に残ったイエティの足跡とされる写真は、インド軍広報部門の公式ツイッターに投稿された。「インド軍の山岳遠征隊が初めて、伝説の怪物イエティの謎めいた足跡を見つけた」という説明と、足跡の写真3枚および遠征隊の一行と思われる写真1枚が掲載されている。
足跡は長さ81センチ、幅38センチの大きさだったとされ、ネパールとチベットの間にあるマカルーベースキャンプの近くで4月9日に発見されたという。「滅多に姿を見せないこの雪男は、過去にマカルーバルン国立公園でしか目撃されていない」としている。
For the first time, an #IndianArmy Moutaineering Expedition Team has sited Mysterious Footprints of mythical beast 'Yeti' measuring 32x15 inches close to Makalu Base Camp on 09 April 2019. This elusive snowman has only been sighted at Makalu-Barun National Park in the past. pic.twitter.com/AMD4MYIgV7
— ADG PI - INDIAN ARMY (@adgpi) 2019年4月29日
このうわさはソーシャルメディアで瞬く間に拡散し、「#Yeti」は30日のツイッターでトレンドの上位に浮上した。
インド軍はそれ以上の根拠は示しておらず、CNNの取材にも返答はなかった。
ネパールの伝説に伝わるイエティは、長い毛に覆われた類人猿のような生物で、身長は人間よりも高く、ヒマラヤなどの山奥にすむとされる。欧米では英国の探検家エリック・シプトンが1951年にエベレスト山で見つけた巨大な類人猿のような足跡を写真に収めたことがきっかけで熱狂が始まったが、存在が確認されたことはない。
インド軍のツイッターは普段、こうした謎の怪物にはまず言及しない。ユーザーからは、無責任だなどと批判する声も相次いでいる。