ベネズエラに中国からの支援物資到着 医薬品や医療機具
(CNN) 政情不安が続く南米ベネズエラの首都カラカスに13日、中国からの支援物資を積んだ輸送機が到着した。マドゥロ政権の通信相がCNNに語った。
輸送機には薬品や医療器具などの医療物資約200万点が積み込まれていた。物資は政府指定の機関を通して配布されるという。
同国では経済危機による食料、医薬品不足が深刻化し、広範囲で停電も発生している。
中国国営の英語放送チャンネルCGTNは今年3月、中国の輸送機がベネズエラへの支援物資第1弾として、医薬品65トン分をカラカスに届けたと伝えていた。
中国はベネズエラに500億ドル超の融資を提供しているとされ、マドゥロ政権との友好関係を維持している。
マドゥロ大統領は赤十字などNGO(非政府組織)からの支援を受け入れる一方、グアイド国会議長の暫定大統領就任を承認した米英、カナダ、ドイツなどからの物資は受け入れを拒否している。