子ども3人が相次ぎ自爆、30人死亡 ナイジェリア
ナイジェリア・ラゴス(CNN) アフリカ・ナイジェリアの北東部で、少女2人と少年1人を使った自爆テロが立て続けに起こり、30人が死亡、39人が負傷した。緊急対応にあたった当局者が17日に明らかにした。
自爆した少年は16日夜、ボルノ州の町コンドゥガの映画館の外で身につけた爆発物を爆発させた。映画館の中ではサッカーの試合が放映されており、観戦目的のファンが集まっていた。州の救急チームの責任者によると、この爆発で少なくとも24人が死亡した。
映画館から2~3キロの地点では少女2人が自爆し6人が死亡、17人が負傷した。少女の年齢は分かっていない。
国家緊急対応チームの報道官はCNNに対し、負傷者らを州都マイドゥグリの病院に搬送したと説明した。現地の病院では人員が足りず、十分な治療ができないためだという。
これまでのところ犯行声明は出ていないが、ボルノ州ではイスラム過激派「ボコ・ハラム」によるテロが横行しており、モスク(イスラム教礼拝所)や市場など、人の集まる公共の場所が標的にされている。
昨年7月にはコンドゥガのモスクで礼拝者を狙った自爆テロが起き、8人が死亡した。