ビル倒壊で8人死亡、子どもたちががれきの下敷きに ナイジェリア
ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリアの経済都市ラゴスで13日午前、小学校などが入る3階建てのビルが倒壊し、少なくとも8人が死亡した。国家非常事態管理当局者がCNNに明らかにした。
現場からは37人が救出されたが、まだ児童や住民など多数ががれきの下敷きになっているとみられる。
救出された人たちも多数が負傷するなどして手当てを受けているという。
CNN取材班は、2人の幼い子どもががれきの中から救出される現場を目撃した。1人は無事だったが、もう1人は意識がない様子だった。
倒壊したビルは1階に店舗が入居し、2階が学校、3階は集合住宅だった。
ただ、ラゴス州知事によれば、このビルはもともと住居専用で、店舗や学校は無許可で違法運営されていた。この地域の住宅の多くは構造的な問題があり、解体が予定されているという。
現場には子どもの救出を待つ保護者らが集まっている。その中の1人は、「このあたりには一見しただけでも安全とは思えないビルがたくさんある。ここに学校があってはいけなかった」と語った。
ナイジェリアではビルの倒壊が後を絶たない。2016年には南部のアクワイボム州で教会の建物が倒壊して信者など少なくとも100人が死亡。14年にはラゴスで教会のゲストハウスが倒壊して70人以上が死亡している。