ナイジェリア大統領選、1週遅れで投票 直前に爆発も
ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリア大統領選の投票が23日、予定より1週間遅れて行われた。直前の同日早朝には北東部マイドゥグリの避難民キャンプで爆発が起きたが、死傷者は報告されていない。
ナイジェリア軍報道官によると、午前5時ごろに複数の爆発があった。軍が犯行グループを取り押さえ、状況を調べているという。
大統領選の投票は同日午前8時から午後2時までの予定だったが、各地で進行の遅れが目立ち、3時までに延長された。
最大都市ラゴスでCNNが取材した投票所は全て、開始が予定より数時間遅れた。選挙管理当局者らが機材を持って到着するまで何時間も待たされたと話す有権者もいた。野党からは、有権者の登録カードを読み取る機械が遅れの原因になっているとの指摘もあった。
ソーシャルメディアには、各地で投票用紙が焼かれたり、手続きが妨害されたりする場面の動画が流れた。
南東部リバーズ州の警察によると、同州内の投票所で投票箱を盗もうとしたグループが、止めに入った兵士らを銃撃。兵士ら3人が死亡したほか、1人が負傷した。
大統領選は現職のブハリ大統領と最大野党のアブバカル元副大統領による事実上の一騎打ちとなった。
ブハリ氏は出身地の北部ダウラで投票し、「私が勝者になる」と述べて再選に自信を示した。
アブカバル氏は北東部ヨラで票を投じ、ツイッターを通して「皆さんも投票を」と呼び掛けた。