インド・ムンバイで豪雨 32人死亡、公共サービスも停止に
(CNN) インド西部マハラシュトラ州のムンバイが豪雨に見舞われ、少なくとも32人が死亡した。過去10年で最悪の水準の大雨によって、1000人以上が避難を余儀なくされたほか、公共サービスの一部も停止している。
当局によれば、市北部で2日、崩れた擁壁に小屋が押しつぶされるなどして20人が死亡した。3人が冠水した道路でおぼれたという。そのほか、建築作業員6人も眠っていた建物に隣接する大学の壁が落下して死亡した。
インド海軍はムンバイ市の支援のため部隊を派遣した。空港の主要な滑走路も航空機が横滑りしたため閉鎖されたほか、列車の運行は一部が取りやめになるなどしている。
ムンバイは毎年、モンスーンに見舞われるが、1日と2日の雨は過去10年超で最悪の水準だった。
2日午前までの24時間で記録した降雨量は375.2ミリと24時間の単位では2005年以来の多さだった。