赤ちゃんの性別発表イベントで車両炎上、豪警察が映像公開
(CNN) オーストラリア・クイーンズランド州の警察はこのほど、昨年4月に起きた車両火災の映像を公開した。生まれてくる子どもの性別を盛大に発表しようとしたイベントが失敗し、車が炎上した。
オーストラリアでは近年、子どもの誕生を前にした両親らが、車から色の付いた煙が出るように仕掛け、男の子ならブルーの煙、女の子ならピンクの煙で発表するイベントが盛んに開かれている。
その会場で車が炎上し、主催者が罪に問われるケースが相次いでいるため、警察が注意を呼び掛けるために映像を公開した。
映像は無人機から撮影された。車がブルーの煙に包まれて走ってくるのを、カメラを構えた招待客らが迎えている。車は停止した後で爆発を起こし、運転者や招待客らは一斉に逃げ出した。路上に放置された車から、今度は黒い煙が立ち上っていた。
警察報道官によると、この後、29歳の男性が車の危険操作で有罪となった。
米国では昨年11月、同様のイベントが大規模な山火事の原因になったとして、森林局(USFS)が当時の映像を公開した。赤ちゃん誕生を控えた父親が爆薬を詰めた標的を2つ用意し、「男の子」と書いた方を撃ったところ、近くの茂みに火がついた。父親はUSFSの規則に違反した罪を認め、保護観察5年と賠償金約820万ドル(約9億円)の支払いを言い渡された。