ウーバーの「空飛ぶタクシー」、メルボルンでも試験飛行へ
ニューデリー(CNN Business) 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは11日、オーストラリアのメルボルンで空飛ぶタクシーの試験飛行を実施し、2023年に商業運航を始めるとの計画を発表した。
ウーバーの空飛ぶタクシーは、すでに米テキサス州ダラスとカリフォルニア州ロサンゼルスでの試験飛行が決まっている。メルボルンの試験飛行は米国外で初となり、来年までに開始するという。
同社が空飛ぶ車のプロジェクトをテーマに開いた米首都ワシントンでの会議で、オーストラリアを統括する責任者が発表したところによると、同国のほかの都市もまもなくこれに続く見通しだ。
ウーバーは無人機の開発も進めているが、空飛ぶタクシーはパイロットが操縦する。プロジェクトには米航空宇宙局(NASA)も協力している。
同社は来月9日、米ニューヨークのマンハッタンとジョン・F・ケネディ国際空港をヘリコプターで結ぶサービスも開始する。ラッシュ時は車で1時間以上かかる移動が約8分に短縮される。
ただニューヨークでは最近、ヘリの事故が相次いでいる。オーストラリアの同責任者は、安全で静粛かつ環境に配慮した空のライドシェアを実現すると強調した。