ベネズエラなど2カ国、米国への渡航に注意喚起 銃乱射事件で

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銃乱射事件の続発を受け、ベネズエラとウルグアイが米国への渡航者に注意勧告/Joel Angel Juárez for CNN

銃乱射事件の続発を受け、ベネズエラとウルグアイが米国への渡航者に注意勧告/Joel Angel Juárez for CNN

(CNN) 米テキサス州とオハイオ州で起きた銃乱射事件を受け、南米ベネズエラとウルグアイの外務省が5日、米国への渡航者に注意を促す勧告を出した。

ウルグアイ外務省は、米国内で無差別の暴力が増えていると指摘し、特に人種差別を含むヘイトクライム(憎悪犯罪)に注意を促した。

米国ではあらゆる層の国民が銃を持っていること、当局に危険を防ぐ能力がないことも理由に挙げて、人の集まる場所やイベントを避けるよう呼び掛けている。

また経済情報サイト、CEOワールドマガジンによる「世界の危険都市」ランキングで今年のワースト20に入ったデトロイト、ボルティモア、アルバカーキへの訪問を避けるよう警告している。

ベネズエラ外務省もテキサス、オハイオ両州の事件を理由に、渡航の延期または十分な注意を呼び掛けた。

米国に広がる暴力行為は、人種差別や移民への憎悪に満ちた社会全体の風潮に反映されていると指摘。「ワシントンで政治的権力を握る白人至上主義のエリート集団」による差別的な発言と行動にも言及した。

暴力が絶えないのは、市民のだれもが銃を保有し、連邦政府がこれを奨励していることが主な原因だと述べている。

一方で米国務省は今年4月、ベネズエラの危険レベルを最大の4に引き上げ、「渡航中止」を勧告した。ウルグアイの危険レベルは2の「注意強化」としている。

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