洞窟生活17年の脱獄囚、無人機で発見 中国内陸部
(CNN) 中国の警察は2日までに、内陸部の四川省で17年前に脱獄し、山間部の洞窟で暮らしていた男(62)を無人機による捜索で発見、拘束したと明らかにした。
当局者らは男の居場所について9月初めに情報を得ていたが、険しい地形のために捜索は難航。無人機を送り込んで拠点の洞窟を発見した。3組のチームが現地へ派遣され、男を拘束した。
地元当局者が国営通信社の中国新聞社(CNS)に語ったところによると、男は2002年に脱獄し、雲南省の出身地に近い小さな洞窟で暮らしていた。
長年だれとも話をしなかったため、警官らの質問にうまく答えられなかったという。
地元警察筋によれば、男は当初、女性と子どもの拉致や人身売買にかかわった罪で収監されていた。