インド南部で井戸に落ちた男児が死亡 救助隊が遺体収容
インド南部タミルナド州(CNN) インド南部タミルナド州で井戸に落ちた男児の救助を試みていた当局者らは29日早朝、男児の死亡が確認されたことを明らかにした。
男児は25日午後5時45分ごろに自宅近くで、深さ27メートルの古い農業用井戸に落ちた。現場には500人以上が出動し、大規模な救出作戦が行われた。
しかし何度もにわか雨に見舞われ、ドリルの刃が岩に当たって損傷するなど、作業はたびたび中断を余儀なくされた。
救助チームは28日夜、男児が死亡していることを確認し、遺体を収容した。遺体は村の近くで火葬されるという。
男児の母親は自宅でCNNに、「勇敢な息子がこんな死に方をするなんて」と語った。
住民らの間では、当局がこうした事故への注意を呼び掛けるとともに、使わなくなった井戸を放置した場合は厳しく処罰するなど、取り締まりを強化するべきだという声が上がっている。