写真自撮りでダムに転落、新婦など4人が死亡 インド
(CNN) インド南部タミルナド州で、新婚のカップルとその家族が自撮り写真を撮ろうとして足を滑らせ、ダムに転落して新婦を含む4人が溺死(できし)した。
同州クリシュナギリ地区警察によると、一行は6日、同地の人気観光地、パンバーダムで写真を撮ろうとして足を滑らせ、次々にダムに転落。新婦のV・ニベダさん(20)を含む14~22歳の家族4人が死亡した。
夫のG・ペルマルサミーさん(25)は助かって、15歳の妹を救助した。
警察によると、当時ダムの水位は上昇していた。死亡した4人の遺体は間もなく回収された。
インドの医学誌に発表された調査によると、2011年10月~17年11月の間に写真の自撮りで死亡した人は世界で259人に上る。
国別にみると、死者はインドが最も多く、次いでロシア、米国、パキスタンが続く。死者の約72%は30歳未満の男性だった。
インドの死者は159人と、世界の半分以上を占めている。研究チームによると、これはインドの30歳未満の人口が突出して多いことに起因する。
当局も対策に乗り出し、危険が高そうな場所を自撮り禁止区域に指定している。