英アンドルー王子、公務見合わせ 疑惑釈明インタビューで非難集中
ロンドン(CNN) 英エリザベス女王の次男、アンドルー王子は20日、「当面の間」公務を控えることを女王に願い出て許可されたと発表した。
アンドルー王子は、未成年に対する性的虐待などの罪に問われた米富豪ジェフリー・エプスタイン被告(今年8月に死亡)との親交について語ったインタビューが、非難の的になっていた。
20日に発表した談話の中でアンドルー王子は、「無分別なジェフリー・エプスタインとの関係については全面的に悔やみ続けている」と述べ、「捜査当局による捜査には、求められれば進んで協力する」と表明した。
その上で、「私のかつてのジェフリー・エプスタインとの親交にかかわる状況が、私の家族の仕事や、私が誇りをもって支援してきた多くの組織および慈善団体の価値ある仕事の大きな妨げになっている」と認め、「当面の間、公務から退くことを女王陛下に願い出て許可された」としている。
王室関係者によると、アンドルー王子はエリザベス女王やチャールズ皇太子らと話し合い、公務を控えることを決めたという。
16日にインタビューが放映された後、アンドルー王子が主催する慈善事業を支援していたシスコやKPMGなどの大手企業が相次いで王子との関係を断つと発表していた。英通信大手のBTは、オンラインスキルの修得を支援するプロジェクトについて、アンドルー王子が身を引かなければ支援を打ち切る意向を明らかにした。