英女王、緊急会議後に声明 王子夫妻の希望を「全面的に支援」

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左からエリザベス女王、メーガン妃、ヘンリー王子=英ロンドン、2018年7月10日/Chris Jackson/Getty Images

左からエリザベス女王、メーガン妃、ヘンリー王子=英ロンドン、2018年7月10日/Chris Jackson/Getty Images

ロンドン(CNN) 英王室のヘンリー王子とメーガン妃が高位王族の役割から退くと宣言したことを受けて、エリザベス女王は13日、緊急の家族会議を開き、夫妻の意向を全面的に支援する姿勢を示した。

会議はイングランド東部にある女王の私邸、サンドリンガム・ハウスで開かれ、ヘンリー王子本人のほかに父チャールズ皇太子と兄ウィリアム王子も出席。メーガン妃も滞在先のカナダから電話で参加する予定とされたが、実際に加わったのかどうかは明らかでない。

女王は会議終了後に声明を出し、ヘンリー王子夫妻が「移行期間」を置いたうえで、今後は英国とカナダで暮らすことに同意したと述べた。

家族としては王室の正規メンバーにとどまってほしかったとしたうえで、夫妻が「より独立した生活を望む」意向を「尊重し、理解する」と表明。会議では王子らの将来について「大変建設的な話し合い」が進められたと強調した。

ヘンリー夫妻が望む経済的自立などについては「家族で解決しなければならない複雑な問題」があるとし、数日中に最終的な決定を下すよう求めたことを明らかにした。

ヘンリー王子夫妻の電撃的な発表は、その背景などをめぐってさまざまな臆測を呼んでいる。英紙が「ウィリアム王子による弱い者いじめの態度が原因」と報じたのに対し、両王子は13日、これを否定する共同声明を出していた。

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