旅客機が滑走路外れ大破 3人死亡、179人搬送 トルコ
トルコ・イスタンブール(CNN) トルコ最大都市イスタンブールのサビハ・ギョクチェン国際空港で、旅客機が着陸時に滑走路を外れて大破し、3人が死亡、179人が病院に搬送された。トルコのコジャ保健相が5日、明らかにした。
気象条件が悪い中で事故が起きたとみられる。コジャ氏によると、現在3人が集中治療室で手当てを受けているという。
イスタンブール県のイェルリカヤ知事によると、大破したペガサス航空の旅客機には成人の乗客175人、幼児2人、乗員6人の計183人が乗っていた。同航空は、PC2193便が滑走路を外れたことを確認した。
事故現場の映像からは、機体が滑走路を外れた状態にあることが確認できる。機体は二つに裂けた様子で、その周囲で数十人の緊急対応要員が作業に当たっている。
負傷者のうち約22人はイスタンブール市内の公営病院に搬送された。責任者の医師によると、多くは頭部や脚にけがを負っている。けがの程度は14人が「中程度」、8人が軽傷だという。
CNNトルコによると、同機は着陸後に炎上。駆けつけた救急車や救助隊が現場で救出作業に当たった。同空港は一時、航空機の発着を停止した。
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、同機は現地時間の午後6時19分に着陸した。気象レーダーの画面上ではこの時間帯、雨や雷雨を示す線が一帯を通過していた。
首都アンカラの検察は事故調査に着手した。