元麻薬王の殺し屋元締、がんで死亡 コロンビア

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コロンビアの「麻薬王」として知られた故パブロ・エスコバルの下で殺し屋を束ねる元締として働いていたジョン・ハイロ・ベラスケス受刑者が死亡した/RAUL ARBOLEDA/AFP/AFP via Getty Images

コロンビアの「麻薬王」として知られた故パブロ・エスコバルの下で殺し屋を束ねる元締として働いていたジョン・ハイロ・ベラスケス受刑者が死亡した/RAUL ARBOLEDA/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 南米コロンビアの矯正施設管理当局は9日までに、同国の麻薬王として知られた故パブロ・エスコバルの下で殺し屋を束ねる元締として働いていたジョン・ハイロ・ベラスケス受刑者が死亡したと発表した。

声明によると、「ポパイ」の異名も持っていた同受刑者は今月6日、コロンビアの首都ボゴタにある国立のがん研究所で死亡した。昨年12月31日から同所に入院し、胃がんの治療を受けていたという。

ベラスケス受刑者はエスコバル配下の殺し屋の中で最も恐れられていた1人で、300人以上の殺害も告白していた。

麻薬密輸の罪で23年間服役した後の2014年8月に釈放されたが、18年5月に恐喝の罪で再度逮捕されていた。

コロンビアの検察当局は、ベラスケス受刑者が同国大統領選の候補者と支持者を再三脅した容疑で捜査を開始。17年12月に大物の麻薬密輸業者が催した豪華な誕生日パーティーの会場で同受刑者を見つけ、保護観察処分の条件を破ったとして拘束していた。

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