訪中のモンゴル大統領、帰国後に隔離 感染予防で
(CNN) モンゴルの国営モンツァメ通信は3月1日までに、日帰りで中国を訪問し帰国したバトトルガ大統領が新型肺炎の予防対策で2週間の隔離措置の対象になったと伝えた。
同大統領を含む訪中団は先月27日夜の帰国後、直ちに隔離の処置を受けたという。大統領の他、外相を含むモンゴル政府高官は訪中で習近平(シーチンピン)国家主席や李克強(リーコーチアン)首相らと会談していた。
同通信によると、バトトルガ氏は習主席との首脳会談で新型肺炎を阻止するための共同の努力などを協議。大統領はまた、中国に3万頭の羊を贈呈するとも発表していた。
モンゴルではこれまで新型肺炎の感染者が発生したとの情報はない。ただ、感染対策は打ち出しており、学校は3月末まで休校となり、中国への石炭輸出も同月2日まで中断される予定となっている。