ロシア改憲投票、賛成多数 プーチン氏は36年まで続投に道

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ロシアの改憲によりプーチン氏が2036年まで任期を続投する可能性が高まっている/Alexey Nikolsky/Sputnik/AFP/Getty Images

ロシアの改憲によりプーチン氏が2036年まで任期を続投する可能性が高まっている/Alexey Nikolsky/Sputnik/AFP/Getty Images

モスクワ(CNN) ロシアで1日、プーチン大統領の長期続投を可能にする条項を含む憲法改正案の是非を問う国民投票が行われ、初期段階の開票結果によると、現在の政治状況の維持を支持する賛成票が圧倒的多数を占めた。

改憲案は、既に20年にわたり政権の座にあるプーチン氏の2036年までの続投に道を開く内容。

投票を呼び掛ける資料では、国民投票の真の目的についてほとんど言及せず、伝統的な家族の価値観への回帰を強調して、保守派の有権者へのアピールを狙った。

パンフレットには「我が国、我が憲法、我が決断」というスローガンを記載。結婚を「男女の結びつき」と厳格に定義する条項など、さまざまな修正案を明記している。

パンフレットでは明確にしていないが、改憲案にはプーチン氏の任期数を実質ゼロに戻す内容も含まれており、同氏は現在の任期が24年に終わりを迎える際、さらに2期12年の続投を目指すことが可能になる。

当然、政府は投票を呼び掛ける取り組みを強力に展開。その目標は明確で、改憲に対する国民の圧倒的な支持を確実にすることだった。

ロシア中央選挙管理委員会が1日夜に発表した集計結果によると、開票率50%の段階で賛成票は76.24%。

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