サーファーがサメを殴って撃退、噛まれた女性を救う 豪
(CNN) オーストラリア・ニューサウスウェールズ州の沖合で、サーファーの男性が仲間の女性を襲ったホホジロザメを繰り返し殴って撃退する出来事があった。
サメによる襲撃があったのは今月15日。警察によれば、シェリービーチでサーフィンをしていた35歳の女性がサメに襲われ、右のふくらはぎを噛(か)まれた後、大腿(だいたい)部の後ろも噛まれた。
ライフガードのグループによれば、サメは体長が2~3メートルと子どもだった。
男性のサーファーは、女性の脚を離すまでサメを繰り返し殴った。男性はその後、女性を海岸まで移動させた。岸には救急車と救助隊が待機していた。
女性は現場で治療を受けた後、病院へ搬送された。重傷だが容体は安定しているという。
15日に起きたサメの襲撃について警告する看板/Surf Life Saving NSW
近くにあるすべてのビーチは少なくとも24時間閉鎖される。ライフセーバーのグループと地元当局がドローン(無人機)やジェットスキーなどを使ってサメを見つけるため監視活動にあたる。
今年の夏はオーストラリアでサメによる襲撃が続いている。6月にはサーファーがホホジロザメに襲われて死亡した。7月だけでもサメによる襲撃が3度あった。