エドワード・スノーデン容疑者、ロシア国籍取得を申請
モスクワ(CNN) 米政府の情報収集活動を暴露して刑事訴追され、ロシアへ亡命中の米国人エドワード・スノーデン容疑者が、米国籍を維持したままロシア国籍を取得するための手続きを進めていることが分かった。
スノーデン容疑者は2日、妻リンゼイ・ミルズさんとともに申請中だとツイート。「妻も私も両親と離れ離れの年月を送ってきて、息子とは離れたくないと思っている。パンデミックで国境が封鎖されている今、米ロの二重国籍を申請しているのはそのためだ」と書き込んだ。ミルズさんは先週、第1子の妊娠を発表していた。
同容疑者はまた、夫婦ともに米国籍を維持し、言論の自由を含めた「私たちが愛する米国の価値観」で息子を育てるつもりだと強調。「いつか米国へ戻り、親族一同で再会できる日を心待ちにしている」と述べた。
同容疑者は2013年以降、モスクワに滞在している。担当弁護士によると、先月までにロシアの永住権を獲得していた。
ロシアの法律では最近まで、外国人がロシア国籍の取得を申請する際、ほかの国籍を放棄する必要があった。今年4月の法改正でこの規制が撤廃され、二重国籍の申請が可能になった。