カリブ海クルーズ再開の第1号、乗客1人が仮陽性

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カリブ海で運航再開したクルーズ船で乗客1人が新型コロナ検査で陽性の仮判定を受けた/SeaDream Yacht Club

カリブ海で運航再開したクルーズ船で乗客1人が新型コロナ検査で陽性の仮判定を受けた/SeaDream Yacht Club

(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大後にカリブ海で運航を再開した初のクルーズ船上で、乗客1人が検査で陽性の仮判定を受けたことが分かった。

世界各地で小型豪華客船を運航する米シードリーム・ヨットクラブの「シードリーム1」(乗客定員112人、乗組員定員95人)は、今月7日にカリブ海の島国バルバドスを出発。カリブ海クルーズ再開の第1号として、「セントビンセント及びグレナディーン諸島」とグレナダを回る旅を予定していた。出航地と寄港予定地はいずれも米国人の立ち入りを禁止していない。

このクルーズに参加している旅行サイト「ザ・ポインツ・ガイ」のリポーター、ジーン・スローン氏によると、11日の昼食前に船長からの船内アナウンスで、乗客1人が仮陽性の判定を受けたとの知らせがあった。乗客は全員客室に戻り、隔離態勢に入るよう指示があった。

船はグレナディーン諸島のユニオン島に停泊していたが、すぐにバルバドスへ引き返し始めたという。

スローン氏はCNNトラベルへのメールで、クルーズ業界への影響は今後数時間から数日で事態がどう動くか次第だと指摘した。

シードリーム1では船内での感染の可能性を排除するため、徹底した検査体制が設けられた。検査は乗客が出航地へ向かう前と乗船直前、さらに出発から4日後に実施された。

シードリーム・ヨットクラブはこの夏、他社に先駆けてノルウェーでの運航を再開し、1人も感染者を出さずにシーズンを終えていた。

同社の幹部は9月にカリブ海での再開を発表した場で、「運航を再開した最初の豪華クルーズラインとして多くの教訓を得てきた。豪華さを損なわずに安全な環境を提供できることを確信している」と述べていた。

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