シンガポール、短期滞在の入国者向けに特別枠設置へ
(CNN) シンガポールは来月以降、ビジネスや公用などを目的とした短期滞在の入国者向けに特別な枠組みを設ける受け入れ計画を明らかにした。
同国のチャン・チュンシン貿易産業相が15日、フェイスブック上で発表した。
新設の枠組みは「コネクト@シンガポール」と呼ばれ、限られた人数の出張者らに最長14日間の滞在を認める。出発国に制限はない。1月中旬から応募を受け付ける。
対象者は入国後、指定された施設に滞在して定期的に検査を受け、現地の安全管理策を守ることを義務付けられる。
チャン氏はこの枠組みについて、同国の国際的な評価を高め、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた経済の回復を支援するのが目的だと述べた。
シンガポールは先月、香港との間で隔離措置などを課さずに相互の渡航を認める「トラベルバブル」を導入する予定だったが、香港での感染拡大を受け、直前になって中止していた。