1日あたりの新型コロナ死者、過去最高を記録 ドイツ
ベルリン(CNN) ドイツで15日の24時間に記録された新型コロナウイルスによる死者数が952人と過去最高を記録したことがわかった。これまでで1日あたりの死者数が最も多かったのは12月11日で598人が死亡していた。ドイツの保健当局が明らかにした。
ロベルト・コッホ研究所(RKI)によれば、新型コロナウイルスの新規感染件数は2万7728件。ドイツは新型コロナウイルスの流行抑止に向けて16日から厳格なロックダウン(都市封鎖)に入る。
ただ、RKIによれば、今回の死者数の急増は東部ザクセン州の集計データの遅延が影響した可能性がある。16日に発表された数字には14日分と15日分のものが含まれている。
1日あたりの新規感染件数が最も多かったのは12月11日で2万9875人だった。
ドイツでは新型コロナウイルスの感染件数や入院数、死者数が増加しており、指導層は警戒を呼び掛けている。
RKIのウィーラー所長は「今のところ、あまりに多くの人々が感染している」と述べ、クリスマスの間に状況が悪化することに備える必要があるとの見方を示した。