米議会議事堂侵入、世界の指導者が非難 「恐ろしい」暴動

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米連邦議会議事堂での暴徒に対し世界の指導者らから非難の声が集まっている/Samuel Corum/Getty Images

米連邦議会議事堂での暴徒に対し世界の指導者らから非難の声が集まっている/Samuel Corum/Getty Images

(CNN) 米連邦議会議事堂に侵入した暴徒に対し、世界の指導者や外相から強い非難の声が集まっている。トランプ大統領に暴力の中止を呼び掛けるよう求める声もある。

トランプ氏の支持者は6日、警備線を破って連邦議会議事堂に乱入。デモ隊が制御不能となる中で女性1人が撃たれて死亡し、バイデン次期大統領の勝利を認定する選挙人投票の集計は中断となった。バイデン氏は今月20日に大統領に就任する。

今回の暴動に先立ち、トランプ氏はデモ隊を前に演説し、11月の大統領選では自身が勝利したとの虚偽の主張を改めて展開していた。世界の指導者はインターネット上で懸念を表明し、混乱の光景を「衝撃」「恥ずべき」と評している。

ノルウェーのソルベルグ首相は「我々がワシントンで目にしているのは、米国の民主主義に対する全く受け入れられない攻撃だ。トランプ大統領にはこれを阻止する責務がある。恐ろしい光景であり、これが米国ということに驚きを覚える」と述べた。

アイルランドのコベニー外相も「ワシントンの光景は衝撃で、深い悲しみを覚える。我々はこの事態をありのままに非難しなればならない。自由で公正な選挙結果を覆そうとする現職大統領とその支持者によって、民主主義が意図的な攻撃を受けている」とした。

オランダのルッテ首相はトランプ氏に直接呼び掛け、「親愛なるドナルド・トランプ、今日のうちにバイデン氏を次期大統領と認めよ」と求めた。

ジョンソン英首相は「米国は世界中で民主主義の代名詞だ」とツイート。欧州理事会のミシェル議長(EU大統領)も、「米連邦議会は民主主義の神殿。ワシントンでの今夜の光景は衝撃だ」と述べた。

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