インドネシア旅客機、離陸直後に消息絶つ 墜落と当局
インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシア国家運輸安全委員会は9日、乗客乗員62人を乗せたスリウィジャヤ航空の旅客機が首都ジャカルタを出発した直後に墜落したとみられると明らかにした。
ジャカルタ発ポンティアナク行きのスリウィジャヤ航空SJY182便は、現地時間の午後2時40分に交信が途絶えた。
ブディ運輸相の発表によれば、同機には子ども7人を含む乗客50人と乗員12人が搭乗していた。現在、国家捜索救助庁が捜索を行っているという。
同庁の高官は、機体が消息を絶った島の周辺で破片を発見したことを明らかにした。破片は国家運輸安全委員会に送られて調査される。現時点でSJY182便のものかどうかは確認していない。
スリウィジャヤ航空の旅客機が交信を絶つ瞬間の飛行情報を表示した「フライトレーダー24」の画面/FlightRadar24
国営アンタラ通信によると同機は首都郊外のスカルノ・ハッタ国際空港から北へ約20キロの地点で、高度約3300メートルを飛行中に消息を絶った。
リアルタイムで飛行情報を提供する「フライトレーダー24」は、同機が離陸からおよそ4分後、1分足らずで高度を3000メートル下げた後にレーダーから消えたとしている。