インドネシア捜索隊、墜落機のブラックボックスを回収

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旅客機の残骸を回収する救助隊=10日、インドネシアのジャカルタ沖/Oscar Siagian/Getty Images

旅客機の残骸を回収する救助隊=10日、インドネシアのジャカルタ沖/Oscar Siagian/Getty Images

ジャカルタ(CNN) インドネシアの旅客機が首都ジャカルタ沖の海上に墜落した事故で、捜索隊が12日、同機の2個のブラックボックスのうち1個を回収した。

乗客乗員62人を乗せたスリウィジャヤ航空182便(ボーイング737―500機)は3日前の9日、離陸直後に首都ジャカルタ北西部の海上に墜落した。

捜索隊がダイバーや無人潜水艇を使って海底を捜索した結果、2個のブラックボックスのうち、フライトデータレコーダーが見つかった。同レコーダーには圧力、対気速度、高度などの情報が記録されている。

一方、コックピットボイスレコーダーはまだ発見されていないが、インドネシア国軍司令官によると、ブラックボックスが海中から発信する信号は両方とも検出できており、ボイスレコーダーも間もなく回収できる見通し。

国家運輸安全委員会のトップは、回収したブラックボックスのデータ読み取りには2~5日を要すると述べ、「この調査を通じ、今回の事故の謎を解明できると期待している」と語った。

旅客機は9日にジャカルタ北西部の海上に墜落し、海軍の捜索隊が機体から発信される信号を突き止めて10日に同機の残骸を発見。現場では遺体や機体の残骸を回収する作業が行われている。スリウィジャヤ航空によると、出発前の機体は良好な状態だった。

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