インドネシア旅客機墜落、捜索海域で遺体を収容

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捜索活動にあたる救助隊=10日/Oscar Siagian/Getty Images

捜索活動にあたる救助隊=10日/Oscar Siagian/Getty Images

インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシアの格安航空会社(LCC)スリウィジャヤ航空の旅客機が首都ジャカルタの空港を離陸した直後に消息を絶った海域で遺体と機体の残骸が引き揚げられた。同機には乗客乗員62人が搭乗していた。

ジャカルタからボルネオ島ポンティアナクへ向かっていたスリウィジャヤ航空182便は、現地時間の9日午後2時40分ごろに交信が途絶えた。

インドネシア海軍のダイバーは10日、機体からの信号の位置を特定した後、機体の残骸を発見した。インドネシア軍幹部は、海軍艦が機体の胴体部分の位置を特定したとの見方を示した。

インドネシア警察はCNNの取材に対し、遺体収容用の袋2つを受け取ったと明らかにした。ひとつには犠牲者の所持品が収められており、もうひとつには遺体が収容されていた。

ジャカルタにある警察病院に指揮所が設けられ、犠牲者の身元の確認や、身元確認のための遺族への連絡などが行われる。

捜索はサウザンド諸島のラキ島とランカン島の間、ジャカルタから北西約20マイル(約32キロ)の海域を中心に実施。海軍や警察、沿岸警備隊、運輸省が連携し、船やヘリコプター、航空機が展開した。

9日に国家捜索救助庁が同機のものとみられる複数の破片を見つけたが、悪天候や視界不良により捜索活動は難航した。

10日になって軍が墜落地点を確認し、海軍のダイバーが残骸の捜索に投入された。軍幹部によると、ダイバーは同機と同じ色の破片を発見したほか、機体の登録番号、着陸装置の車輪、救命胴衣も回収した。水中の視界や状況は良好で、犠牲者の捜索が続いている。

国家運輸安全委員会は墜落原因の調査を開始した。

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