H5N8型鳥インフル、人への感染を初検出 ロシアがWHOに報告

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会見を行うロシア消費者権利・福祉監督庁のアンナ・ポポワ長官/Alexander Astafyev/Pool/TASS/Sipa USA

会見を行うロシア消費者権利・福祉監督庁のアンナ・ポポワ長官/Alexander Astafyev/Pool/TASS/Sipa USA

(CNN) 世界保健機関(WHO)は20日、ロシアから病原性の高いH5N8型鳥インフルエンザウイルスの人への感染が見つかったと報告があったことを確認した。

WHO欧州事務局の報道担当者が声明を発表し、「確認されれば、この型が人に感染した初めてのケースになる」と述べた。

初期情報によれば、鳥と接触した作業員らが感染したが全員無症状で、人から人への感染は報告されていないという。

ロシア国営タス通信によると、消費者権利・福祉監督庁の責任者は20日のテレビ会見で、同国南部で養鶏場の作業員7人からウイルスが検出されたと発表した。

ロシア保健当局が情報を収集し、市民への影響を調査する方針を示した。

鳥インフルにはさまざまなウイルス株がある。人への感染はほとんどの場合、感染した家禽(かきん)やその唾液(だえき)、排せつ物などが付着した物に触れることで起きる。

H5N8型は2014年、ドイツやオランダ、英国の農場で家禽に感染が広がった。

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