シリアのアサド大統領夫妻がコロナ陽性 容体は安定
(CNN) シリア大統領府は8日、アサド大統領とアスマ夫人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表した。
発表によると、夫妻とも安定した容体で、2~3週間の自主隔離を予定している。
シリア各地の医療当局の集計によると、これまでに国内で報告された陽性者は少なくとも4万5879人、死者は2023人。ただ内戦状態が続くなか、感染状況の全容を把握するのは難しい。
国営通信社によると、今月1日には非公開の「友好国」からワクチンの第1便が到着した。ワクチンの種類や量は不明。クルド系勢力や反体制派が支配する地域などには、まだワクチンが届いていない。
英国生まれのアスマ夫人は2018年に乳がんの診断を受けた後、治療が成功したと発表している。